ライブ写真館 2009年11月

ボサノバスタンダードを中心にアンコールも合わせるとなんと21曲も歌って下さいました。こういうライブはありそうでなかなかないと思います。なぜか健康に関するトークが多かったです。いやほんと健康第一ですよ。高見さんは花粉症がひどいみたいでしばらくライブ活動は休止されるとのことです。そういえば高見さんはいつもマスクをされてる印象が強いです。偶数月第3月曜日の高見さん主催のボサノバ練習会「テンポヂボッサ」は開催しますので皆さんぜひ会いに来てくださいね。

いつも最高のサンバを聴かせて下さる山本真莉さんと加々美淳さんです。いつもとっても楽しみなライブです!真莉さんはいつも背の高いイスを使われているのですが、今回初めてイスなしでギターも立って弾かれました。サンバを中心に、日本語訳サンバ、そして今回は特にお2人それぞれの完全ソロコーナーが充実してました。真莉さんのソロの時には加々美さんも客席に座って見てるし。しかし加々美さんのギター演奏は尋常ではありません。ギター一本であれほどのサンバのグルーヴを出せる人を私は他に知りません。音量も大きいし超絶に激しい演奏なのにも関わらず、不思議なことに聴いていてとってもリラックス出来るのです。この事をライブ終了後に加々美さんにお聞きしたところ「激しい中にも実はグルーヴはゆったり流れているんですよ」とのこと。いやほんとそうそう、そんな感じなんですよー!この感覚、まだ未体験の人にも知ってもらいたいです!最近はアジア地域でブラジル音楽がブームになっているとのことで加々美さんはレコーディングやライブで日本を行ったり来たりされているそうです。人類に愛とサンバを!サキサカがじゃなくてタナカがお伝えしました。ラブアンドサンバ。

珍しい楽器「リュート」の岡沢さんです。リュートはギター以前の古い楽器で、チェンバロのような繊細で乾いた音色が特長です。私はリュートのレギュラーチューニングがどうなっているのか知らないのですが、岡沢さんのリュートは岡沢さんが独自に考案されたもので、低い方から「GADFACEG」となっています。演奏される曲は岡沢さんがリュートのために編曲されたものです。前回のライブは半年前の5月。今回は前回と曲目がかぶることなく全部新しい曲でした。ハイドン、パーセル、バッハの曲を、半年の間しっかりとした準備をして来られたことが分かる素晴らしい演奏でした。特に最後のBWV1004全曲は長い曲でしたがなんとも心地よい演奏で心から堪能できる見事な演奏でした。今回は初めてリュートの生演奏を聴かれるお客様も多かったのですが、きっとご満足いただけたのではないかと思います。ありがとうございました。

名前は知らなくても日本人なら演奏は知らないうちに絶対に耳にしているという日本を代表するギタリスト、佐藤正美さんです。毎月本当に有意義な勉強をさせていただいております。この日はエレアコギターでの演奏でした。アンプはご持参のラジカセ型の小型の物でしたがかなりの音量が出ます。学校の体育館などでの演奏の時に使われるそうです。前半はアンプを通して、またメトロノームと合わせての演奏が続き、後半は完全生音。バーデンパウエル、ボサノバ、オリジナル、ジスモンチなど、レパートリーはとどまるところを知りません。リズミカルで抑揚の大きな演奏で、簡単そうに弾いているように見えて実はすごいテクニックです。本当に上手い人の演奏は難しいテクニックも簡単に見えてしまうものなのです。一瞬自分にも弾けるかなと思わされてしまいますが弾けません。だけど上手い人の生演奏を見ることによって弾きたいという意欲は高まります。本当に勉強になります。佐藤さんのライブの後は飲みながらのお客様全員の演奏&ワンポイントレッスン会が始まります。一流ギタリストのライブの後に一流ギタリストからの指導が受けられるのですから、佐藤さんのライブはものすごくお得です!

地元国立が誇る超絶ジャズギタリスト、関口祐二さんです。「雨降ってるし今日は『13日の金曜日』ですからねー」と関口さんから言われるまで全然気がつきませんでした。ほんとだ!でも大勢のお客様が来て下さいました。ありがとうございます。中には神戸から関口さんのライブ目当てで初めてクラスタに来られたお客様もいらっしゃいました。関口さんの人気は全国的です!でも先月末の神戸ライブはご存知なかったとのこと。関口さんは10月末から11月始めにかけて西日本8日連続ツアーを敢行。名古屋神戸広島宇部山口西条松山大阪と回って帰ってこられました。お疲れ様でした。今回のライブは前半はスタンダードナンバーのみ、後半はオリジナル曲多目の構成で、使用楽器はアントニオマリン。初めてのお客様はその華麗な指さばきに目が点状態でした。やっぱりライブは聴くだけではなく見る要素も大きいです。最近ムダに悩んでいる写真のホワイトバランスですが、今回はデーライトモードで撮ってみました。やっぱり赤すぎるかな?

ボサノバやサンバのルーツとなったブラジルの伝統音楽ショーロをシンプルかつ美しく正確に演奏するデュオ「コロボックリ」さんです。だいたい月に1回のペースでいろいろなお店で演奏活動を続けられているお2人ですが、なぜか今回は8月のクラスタライブから約2ヵ月半ぶりのライブ。そのかわり今月は今日を含めて3回ライブがあるそうで、平均すると月1回。帳尻合ってますね。久しぶりのライブでしたがピシンギーニャとジャコードバンドリンを中心としたショーロのスタンダードをたっぷりと、息ピッタリの安定感抜群の演奏でした。ショーロが初めてという人にも絶対のおすすめです。またオリジナル曲「月とカシャーサ」も発表。クリエイターとしても歩み始めました。またちょうど昨日がギターの山崎さんのお誕生日ということでケーキでお祝い。おめでとうございます!

若手ブラジリアンギタージョイントライブ!ゴー君と遠藤君はマニアックな(?)ライブハウス国分寺クラスタの数あるイベントの中でも最高にマニアックなイベント「バーデンパウエルナイト!」の常連さん。お2人とも高難易度の曲をバリバリ兼スラスラ弾いてしまう超絶ギタリストです。ライブは遠藤君ソロ、ゴー君ソロ、デュオの順番で3部に分けて行なわれました。遠藤君は現役早大4年生。バーデンパウエルオンリーの演奏。リズム感抜群!本人いわく「バーデンパウエルしか弾けないのがコンプレックス」とのことですが、ギター歴2年半の人が言うセリフじゃありません。ギター歴ウン十年のおじさんが苦労してやっと覚えたサンバトリスチをスラスラ弾かれたら立場ありませんヒー。ゴー君はブラジリアンギターの他にもクラシックも華麗に弾きこなすパワーギタリスト。ライブでは必ず自社製品の宣伝をする優秀な会社員です。先月リオデジャネイロに修行に行って来られたそうです。彼は耳コピ王で、バーデンのサンバトリスチのベルリンバージョンや極めつけはハベーロのラメントスドモーホなどの普通の人なら弾こうとも思わない(弾けない)曲を同じスピードで完コピ!これから彼のことを「日本のハベーロ」と呼んで下さい。彼のテクニックにはかなわない・・・!/今回の写真はWBデーライトで撮ってみました。電球色がそのまま出てますが実際の印象に近いのはむしろこれです。うーむ悩む。

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