ライブ写真館 2009年8月

福井浩気さん(高校3年生)、丸山韶(しょう)さん(大学1年生)の超若手超実力派デュオです。楽器もかなり高級品です。上手い。本当に上手い。これからも楽しみなお2人です。

この日は変な天気で、多摩北部では土砂降りがあったそうなのですが、国分寺では降りませんでした。天気予報出す人たちは大変だと思います。そんなこの日のライブは日本を代表するギター作曲家兼ギター演奏家の佐藤正美さんでした。豊富なオリジナル曲を中心に、ボサノバ、バーデンパウエル、クラシック、スタンダードなど幅広いジャンルの曲を実に美しい音色で演奏されます。あの美しい音色を出せるギタリストはクラシックギタリストを含めてもそうそういないと私は思っています。どうやったらあの美しい音色が出せるのでしょうか。その秘密は、来月の「佐藤正美ギターマスタークラス」で教えてくださるそうです。「どんなギターでもきれいな音が出せる」技の伝授がありますのでぜひお越し下さい。この日分かった意外な(?)事は、佐藤先生はウエス・モンゴメリーの大ファンでアルバムはほとんど全部持っているそうです。宮之上さんとの共演もしてみたいと本気なのかご冗談なのか、実現したらものすごいことをおっしゃっていました。いったいどういうライブになるんでしょう?来月9/5(土)は佐藤さん初の広島ライブの予定があります。広島の皆様、こんな滅多にない機会をお見逃しなく!

4月に続きまして、またまた世界的ジャズギタリスト宮之上貴昭(よしあき)さんのご登場です!ゲストボーカルも同じく超実力派若手のnika(にか)さんです。いやーやっぱりすごいですー。いやもう宮之上さんレベルになると「すごい」なんて言ったらかえって失礼にあたるかもしれません。上手いとか凄いとかそんなんじゃありません。聴いてるだけでも驚愕ですが、宮之上さんの演奏プレイは目の前で見るべきです。見てると面白くって楽しくって笑ってしまいます。なんじゃこりゃー?!って感じです。歌の伴奏も、自由すぎてこれじゃ並の人じゃ歌えないだろうっていう感じです。ただリズム感は気持ちいいくらい完璧。この伴奏が「歌いやすい」というnicaさんもただものではありません。伴奏に関係なくアカペラで完璧に歌えるだけの実力を持ち合わせている人です。でなきゃ無理です。23歳とは思えない、すでにベテランのような堂々とした歌いっぷりです。アンコールのリクエスト3曲はお2人とも神がかったような特別に素晴らしい演奏でした。いやーいいものを聴かせていただきました。しかし宮之上さんの「奥多摩は魔女」とか「ラウンド水戸納豆」とかのハイブリッドなオヤジギャグ連発にも毎回感動をいただいております。

地元国立が誇るジャズギタリスト、関口祐二さんです。ギター教則本の著作も膨大な数出されていますので、持っている人も多いのではないでしょうか。この日はいかにもジャズギターファン(?)という感じの男性客でほどよく埋まり約2時間たっぷりとナイロン弦によるフィンガーピッキングのジャズソロギターの演奏を満喫しました。この日はスタンダード中心。数えてないですが30曲くらい弾かれたんじゃないでしょうか。全く譜面見ずに!この超絶テクニックでこの持久力は驚異的です。しかし関口さんの口癖は「どうやったらギター上手くなるんでしょうね」ってこのたゆまぬ向上心はすごいです。いや十二分に上手すぎますから!秋には、大阪、広島などを回る単独西日本ツアーが決定。全国の皆さん、関口さんの超絶ギターをぜひ生で見て驚いてください!

ブラジルの伝統音楽「ショーロ」をシンプルなスタイルで演奏するコロボックリさんです。クラスタでのライブは13回目。初回が2007年3月でしたので約2年半です。山崎さんは元々いろんなジャンルで演奏されていたプロギタリストですが、現在はブラジル音楽専門で活躍されています。新橋でギターのグループレッスンも始められたそうです。いやーしかし息がバッチリ合ってますねー。今回はついにオリジナル曲の発表もありました!桜さんの毎回の技術的向上はすごいです。2年半前とはまるで違います。最初のうちはメロディーを正確に演奏するスタイルだったのが、最近は何かあっても余裕でアドリブで切り抜ける技も身に付けてます。鋭いキレと豊かな抑揚にもますます磨きがかかってきました。ところで桜さんは個人的におめでたいことがあったらしいのですが、「誰もおめでとうって言ってくれない」って少々ご不満(?)のようです。これから会う人は素直に「おめでとう」って言ってあげてくださいねー。

二十歳の超実力派美少女シンガーソングライター加藤愛(めぐみ)ちゃんです。本名ですが加藤あいさんとは別人です(!)。昨年の「第12回ヴォーカルクイーンコンテスト」では見事優勝。彼女は本当に上手いです。音程、声量、リズム感、裏声のコントロール、どれも完璧!ギターもすごい。S&Gのアンジー弾きながらオリジナルのメロディーをの歌ったりしてちょっとびっくりです。16歳からライブ活動を始めた彼女は当初からオリジナル曲を書きため、その数はすでに100曲以上。これが16歳の女の子が書く詞か!?といった驚きの作品揃い。演奏の実力は抜群で、その上さらに場を盛り上げる才能もすごいです。自分の父親のような歳のおじさんたちを喜ばせる術がよーく分かってます。(私もそんな歳だヒー) 1stカバー曲、2ndオリジナル曲、そして3rdはクラスタお約束の(?)のコスプレステージ。今回はなんと自前メイド服でした。ユーチューブには彼女のファンの人がライブ動画がたくさんアップされていて、中には5万5千ヒットを超えるものまで!来週からはネット上で全国のまだ見ぬファンの皆さんたちに会いに行く西日本ロングツアーに出かけるそうです。全国の皆さんよろしくお願いします。愛ちゃんお気をつけて。また戻ってきたらクラスタでライブやってね。

8月8日は「そろばんの日」「パチンコの日」だそうですパチパチ。この日は今まで何回もクラスタ・ショートライブデーに出ていただいている実力派ブラジル音楽ユニット「くくのち」の小野田さんと松尾さんデュオです。この7月から復活した「ブラジルセッションデー」では小野田さんにセッションリーダーをやっていただいております。「くくのち」とは日本の神話に登場する木の神様、久久能智神(くくのちのかみ)から取ったお名前だそうです。MPBとはブラジルのポピュラーミュージックのことです。松尾さんは女性なのに声が低くて男性ボーカルの歌を原曲のキーで歌ってしまうのですが、声の立ち上がりが早くて、音程もバッチリで声量も抜群。ミキサーのゲイン調整はクラスタ史上最小です。とにかく歌声が大きいです。声が大きいと言うことはそれだけでもボーカリストの実力を示す重要な要素だと思います。小野田さんのギターもリズム感抜群でソロもバッチリ決まっていました。ぜひブラジルセッションデーにもお越し下さい。

堀尾和孝酔弦道場出身の実力派若手ギタリスト、多い資産じゃなくて大石さんです。(何度やっても同じ誤変換が先に出るぞ) 今回はオリジナル曲が4曲入ったCDのレコ発ライブです。この「レコ発」っていう言葉は徐々に死語化しているようで知らない人も多いみたいですね。「レコード発売」の略ですよ。今は「CDリリース」っていう方が一般的かも。1枚500円!なんとお客様の数よりたくさん売れました!ライブは初期の頃の荒削りな部分が減って洗練されたキレの良さに変化してきました。前半カバー曲、後半オリジナル曲で楽しいトークも交えてエンターテイメントなライブでした。来週からは北海道ツアーだそうです。北海道の皆さんぜひ応援お願いします!

梅雨が明けたのか明けてないのか分からないまま8月に突入です。この日はいつもお世話になっている「ノミの心ぞう」さんのボーカリスト吉田祥子さんと、いつもはコントラバスを弾かれている飯塚真司さんが楽器をギターに持ち替えてのデュオユニット、その名も「吉田祥子+飯塚真司」さん(まんまじゃん!)です。ノミの心ぞうの他のメンバー全員の皆さんも駆けつけて下さって、店内スーパー立ち見満員でした。ありがとうございます!前日までの店へのご予約は1人だったのでちょっとビビリました。嬉しい悲鳴です。しかし、やはり祥子さんの歌は素晴らしすぎます。仕事柄耳が肥えてしまった私ですが、そんな中でも彼女の歌の上手さは特筆すべきものがあります。非の打ち所がない!私にもっとコネがあったらジャズ業界の人を招待したのにー。コネがなくてすみません。飯塚さんの流れるようなギター伴奏もノリが良くて素晴らしいです。素晴らしいデュオです。今回祥子さんの歌を聴き逃してしまった人、次回9/6(日)の「ノミの心ぞう」ライブにぜひお越し下さい。実はこの日は私は写真を撮る暇もなくて、代わりにクラスタ写真部の山内さんに撮っていただきました。今回の写真は全部そうです。ありがとうございました。

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