ライブ写真館 2009年7月

いやーやっぱりすごかった!盛り上がった!立ち見満員御礼!!いつもの真莉さんと加々美さんのライブに、ブラジルでサンバ・ショーロのパンデリスタとして大活躍中のセウシーニョ・シルヴァ[Celsinho Silva]さんがなんとこんな小さなクラスタに来てくださいましたー!感謝感激感動です!今月はじめから東京大阪九州とツアーを続け、クラスタが東京の最終日。本物のブラジル人です。(加々美さんは実は日本人) 東京は暑すぎるのでもう夏には来ない、なんて冗談でおっしゃってました。リオより暑いそうですよ。しかしやはりブラジル人のプロが叩くパンデイロは違う!手の動きを見ててもそんなに難しいことをやっているようには見えないのですが、あの軽快なグルーヴ感とズドンと来る迫力はすごすぎる!急遽、日本パンデイロ界の雄の長岡さんも入って最強の4人組ライブ。これがサンバだ!

3年ぶりの犬塚さんです。ギターは初出演の前原さんです。犬塚さんはフワフワっぽい歌い方が特徴的な人です。最近は立って歌われてるようです。そういえば最近立ちボサの人増えてきましたね。新しい流れでしょうか。前原さんはきれいでおしゃれなリフやかっこいいアドリブを効果的に入れて、全体として軽快な感じのサウンドを作り出していました。犬塚さんも私と同じ愛知県出身なのですが、なんと味噌カツを食べたことがないとか?味噌汁も赤味噌じゃないとか!八丁味噌の地元なのにー!私みたいに「赤味噌以外は味噌じゃない」と言い張ってこその愛知県人です!

(↑)追記 味噌煮込みうどんには厳しいそうです。

日本を代表するギター作曲家兼演奏家の佐藤正美さんです。今回はなんとなんと「バーデンパウエル特集」!冒頭「今日はオリジナルは弾きません」宣言。佐藤さんは数え切れないくらいのオリジナル曲をお持ちなのですが、こんなライブはかなり異例中の異例です。佐藤さんは高校生時代にバーデンパウエルの「イパネマの娘」のソロギターバージョンを初めて聴いた時、衝撃のあまりレコードプレイヤーの前で固まってしまったそうです。そして長い年月をかけてこの曲を分析し、世界で初めての完全コピー譜を完成させバーデンパウエル本人からも絶賛されました。その他のバーデン作品の譜面も次々と完成させ、バーデンパウエル研究家としても世界のトップに位置する人です。そんな佐藤先生のバーデンパウエル特集ですからマニアにはたまりません。「恋にちがいない」「イパネマの娘」「悲しみのサンバ」「ビリンバウ」「コンソラソン」「ジェット機のサンバ」「テンポフェリス」など人気曲のオンパレードでした。ライブ後はお客様による演奏&佐藤先生からのワンポイントレッスンコーナー。佐藤さんのオリジナル作品はお弟子さんのT橋さんとS口さんが演奏してくださいました。佐藤さんといったら「酒」なんですが、この日は病院の検査のためになんと禁酒。お酒を飲まない佐藤さんを初めて見ましたよ!

梅雨明けしたはずなのに毎日不安定な天気が続いてます。晴れててもいつどしゃぶりになるか分からなくて困りますねー。この日のライブはボサノバのスタンダードを歌う高見美保さんです。レパートリーがどんどん増えてます。前回のライブのトークで話題になっていたヤコピの大規模改造工事が終わりこの日がライブデビューとのことです。やっぱりヤコピの低音はいい音ですねー。クラスタでヤコピを弾いた人は高見さんで確か4人目ですが、どれも例外なく、低音が乾いた木のようなそれでいて太い音色が最大の特長です。特徴的な品質が一定している素晴らしい楽器だと思います。クラシックギターのレッスンにも通われているとのことでいいギターでいい音を出されてます。最近は天下の銀座でもライブ活動をされているそうですよ。ところで高見さんは相当なエヴァンゲリヲンマニアだそうです。そちらの方面の人もライブ後その手のお話で盛り上がれますのでぜひぜひお越し下さい。

美少女プロジャズシンガーの門馬瑠依さんとスーパー火の玉ロックギタリスト三宅慎二郎さんによるアコースティックジャズデュオライブです。このデュオでは他店でも積極的に活動を続けられていて今回が通算15回目のライブとのことです。門馬さんの歯切れのいい歌と超グルービーな三宅さんのギターでスカッと明るくて心地よいジャズです。最後に最近写真集をリリースした(!)年下のぶんこさんが飛び入りゲスト。三宅さん美少女に囲まれていいなあ。

超絶ジャズギタリストの関口祐二さんと、クラスタは2年ぶりとなるジャズピアニストの高橋聡さんのデュオです。長年のお付き合いで素晴らしく息の合った掛け合いを聴かせていただきました。

広島在住のクラシックギタリスト、「BunKen(長野文憲)」さんです。お名前は「」内ひとまとめにして「ブンケン」とお読みするのだそうです。ブンケンさんはコロムビアからCD「千の風になって」をリリースされています。今までも数多くのCD、楽譜を出されていますが、「還暦のメジャーデビュー」ということで現代ギター誌でも特集が組まれたことがあります。クラスタ7周年記念ということでご出演を快くご承諾いただきました。ありがとうございます。これは実は内緒なんですが、ブンケンさんが広島在住ということはライブが決まった後に広島の山川義幸さんからお聞きして初めて知ったのですよヒー。本当に感謝感激です。今回のライブでは事前にお客様からリクエストを承り弾いていただけるという企画もありました。サービス満点です。クラシックだけでなく、ポピュラー音楽もたくさん演奏されました。椅子の後ろにスピーカーを置く独自のPAシステムをお使いでした。これはかなり参考になりました。常ににこやかで穏やかなお人柄でとても良いライブとなりました。本当にありがとうございました。しかし綺麗な和服姿のご婦人のお客様がお2人もいらっしゃった時には思いっきり緊張しました〜。私なんてTシャツですから!

クラスタ・ピアノ部部長(私が勝手に任命)の倉田典明さんです。1年9ヶ月ぶりの復活お待ちしておりました!倉田さんと私はちょうど同じ頃にサラリーマンを辞めて、道は違えど音楽の世界で食っていくための準備期間中に知り合った仲です。そんなご縁で、倉田さんには2002年8月4日の記念すべきクラスタでのライブの一番最初の出演者になっていただきました。現在はヤマハ・ポピュラーピアノ講師及びオーケストラアレンジも手がけるプロの編曲家としてご活躍されています。また市民オーケストラで20年以上トロンボーンも担当されています。倉田さんは毎回テーマを決めてライブに臨まれ、今回は1stはカーペンターズ特集、2ndは倉田典明オリジナル作品集でした。カーペンターズは全てオリジナルアレンジです。どれも秀逸なアレンジで演奏の技術も素晴らしいです。オリジナル曲も、あえて白鍵だけで弾く曲などアイディア満載で曲の解説を聞いているだけで勉強になります。倉田さんは去年の4月にお子様がお生まれになり、おまけ(?)の3rdステージではほのぼのとした子育てソングコーナーでした。子育ても一段落したとのことで今後またライブ活動再開されるそうです。クラスタのピアノ部門もますます盛り上がりそうです。

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