ライブ写真館 2009年1月

1月も今日で終わり。意外と長かったような短かったような(どっちや)。明日から2月です。巷ではインフルエンザが流行っているようですので皆様お気をつけ下さい。堀尾さんは年間300本近いライブをされている日本を代表するアコギ・エンターテイナーです。ベースを親指で刻みながら残りの指で超早弾きのノリノリロックから、しっとりバラード系の味わい深いオリジナル作品まで、ギター一本で非常に情景豊かに表現する素晴らしいギタリストです。この日は日本一のギターコレクター木村さんが持って来られた還暦マーチンを使っての堀尾さんの貴重なアコギマイクどり演奏もありました。いやー上手い人がいいギターを弾くともうたまりませんねー。

元気がもらえるライブ、古瀬陽子さんです。古瀬さんは前向きな歌詞を歌う詩人です。たった一度の人生、明るく希望を持って悔いのないように生きよう、というテーマが一貫して貫かれています。私もこの歳になると、お葬式に行く間隔がだんだん短くなって来て、行く度にやはり同じように思うのです。そしていろいろと考えます。やりたいことがあっても本当にやっていいのかどうかっていうこともあり葛藤があるのです。いろいろ思いが巡ります。古瀬さんは去年クルマを買われて行動範囲がすごく広がり、いろんなところを積極的に回られています。先日岐阜のヤイリギターさんまでギターの修理に行かれたそうですが、ヤイリの社長さんもクラスタのHPを見て下さっているとのことです。クラスタ出演者でヤイリギターを使っている人がよく工場にいらっしゃるんだそうです。うーむ誰だろう?

地元国立が誇る日本を代表するスーパージャズギタリスト、関口祐二さんです。2枚目のアルバム「ナチュラリー」は全曲ソロギターで大好評発売中。ライブ会場で買うと素敵な特典あり!この日も超絶フィンガーピッキングによるジャズ演奏が満載。しかも弦高が異常に高い664mmラミレスでの演奏。誰にも真似できません。店の鉄弦を使ってのストローク系ソロギターの演奏もありました。関口さんは数え切れないくらいの楽譜を出版されていますが、左の写真はその最新刊「ギターソロでア二ソンの名曲を弾いてみよう」CD付き2400円。表紙にインパクトがありすぎなので載せてみました。関口さんご本人はこんな表紙になるとは知らなかったそうです。でも今は萌えの時代ですからこれは大ヒット間違いなし!新たな購買層を開拓しソロギター人口を増やすことに貢献するでしょう。私もジャケ買いしちゃいましたよー。

日本を代表するギター作曲家兼演奏家の佐藤正美さんです。インストゥルメンタルの場合ボーカルと違ってなかなか気が付きにくいものなのですが、日本全国毎日必ずどこかのメディアで流れています。ナイロン弦のソロギターで、クラシックやポップスなどのカバーでなければそれはきっと佐藤さんの演奏です(半分大げさ?)。今回はオリジナル曲集「春のそよ風」特集でした。どの曲も、ギターという楽器の良さを最大限に生かした和音の響き、合理的な運指で作られていて、綺麗な音で、幅のある抑揚、間の取り方、アドリブ、遊び、全てが一流です。常に主旋律が立っていて立体感のある演奏です。今回は超名器アグアドです。佐藤さんはトークも面白く、以前は笑うのに勇気が必要なブラックジョークが多かったのですが、最近はちょっとひねって、素直に(?)笑えるネタが多くなりました。ライブ後はワンポイントレッスンコーナーで超お得です。全国のソロギタリストの皆さん。絶対オススメです!

クラスタのフリーコンサートでおなじみの高橋さんと高円寺の田中君です。前半は高橋さん。昨年のクラスタでの演奏回数最多賞です。今月行なわれた「第2回ギター大好きみんな集まれギターコンペティション」関東甲州地区大会でただ1人クラシック以外の曲を演奏し堂々の銀賞受賞の実力です。師匠の佐藤正美さんの作品やバーデンパウエル、ボサノバそしてクラシックなどを激鳴りアントニオマリンで演奏されました。後半は田中君21歳。プロを目指して修行中です。凝ったベースラインが特長です。オリジナルとアレンジ物です。若いのに生まれる前の古い曲が好きなんだそうで、「伊勢崎町ブルース」とか渋すぎ。だけどこの日の客層には合ってたみたいで、歌を口ずさむお客様もいらっしゃいました。個性的な路線です。ビートルズのファンでロンドン一人旅でライブもやってきたそうです。田中君、あれから調べてみたけど、やっぱりリバプールってロンドンから10分じゃ行けないぞー!クラスタのライブは基本45分1ステージなのですが、お2人ともほぼ1時間たっぷりと充実したソロギターを演奏してくださいました。しかし私の知っているお2人のレパートリーはさらに3倍はあります。しかも全部暗譜です。そして上手い!田中君は今年4月のモリダイラ・フィンガーピッキングコンテストにも応募されたそうで、今年の優勝候補として期待されています!がんばってくださいねー。(恒例プレッシャー光線)

一期一会の魅惑のジャズギターデュオ、鉄弦フラットピックの須古典明さんとナイロン弦フィンガーピックの小泉清人さんによるおなじみ「スコイズミ」です。いつもその場での即興での完全生音。実に美しいギターのハーモニーです。スコイズミデュオは、一般的なリード&バッキングを交互にやるスタイルとはちょっと違います。単音のアドリブを同時にやったりして2つのギターの音が絡み合って、それが見事に調和しているんですねー。どんな時でもメロディーラインが立っていて安定感があり、聞かせ方がとても上手い!時折出てくる須古さんのチョーキングがHすぎます。この日はアメリカのオバマ大統領の就任式で、オバマ関連の曲で「オーバーマレインボウ」とかオヤジギャグも飛び出していました。ライブ後はいつもセッション大会で盛り上がってます。

ほのぼの美少女ボサノバシンガーの高見美保さんの人生初完全ソロライブです。写真集予約受付中です。(美少女って言っちゃだめ?)クラスタのライブは基本45分×2=90分。これだけのネタを仕込むだけでも大変なことです。この日はボサノバのスタンダードばかりたっぷりと演奏されました。トークもほのぼのとしてて面白いし、奥ゆかしくって美人でおしゃれだし、彼女はこれから売れるでしょう!日本の歌謡曲のボサノバアレンジにも挑戦されているそうで、次回のライブでは何曲かやってくれると思います。このところ花粉症でのどが大変だったみたいですが、ボーカリストのみなさんは特にこの季節体調には気をつけてくださいね。

新進気鋭の若手実力派クラシック演奏家のお2人です。宮本さんはクラスタ初出演です。3連休の中日&寒波襲来の中、満員のお客様で感謝感激です。フルートとギターのアンサンブルでは、よく編曲ものが演奏されることが多いのですが、今回は最初からフルートとギターのために作られた曲ばかりを集めてのライブでした。こういうのはかなり貴重でなかなかありません。私のようなあまり詳しくない人間にはあまり馴染みのない曲が多かったですが、プロのしっかりとした技術での生演奏はやはり気持ちのいいものです。後半にはフルート&ギターの定番中の定番、ピアソラの「タンゴの歴史」全4曲の演奏もありました。とても良かったです!今月末にはお2人でのレコーディングも予定されているようで、CDの出来上がりが今から楽しみです。

今回で6回目となる門馬さんと三宅さんによるアコースティックジャズデュオライブです。三宅さんはソロギターも演奏されますが、美少女ボーカルの伴奏者としても大活躍です。しかもみんな上手い!門馬さんはバリバリのプロのジャズシンガーとして都内各所で活躍中。とても若いので毎回だんだんと大人の女性になっていくのが分かります。低音域が魅力の堂々としたさすがプロだなあっていう歌いっぷりです。ジャズを中心にポップスや、最近は日本語のオリジナル曲も歌われています。三宅さんのギターはいわゆるドンシャリの音を作って、ジャズにロックを足したような軽快でグルーヴ感にあふれた演奏です。ほとんど楽譜も見ないで経験と勘とフィーリングでズバズバ決めてます。私のようなまず楽譜ありきの人間にはどうしたって真似できない素晴らしい才能です。三宅さんは割とご近所にお住まいで、なんと去年の忘年会からこの日まで5日間皆勤して下さってます。予定では後2日連続!ありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

皆様明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。2009年最初のライブは、日本有数のトレモロの名手、関口隆正プロによるクラシックギターライブです。関口さんは昨年脱サラしてプロギタリストに転向されました。東京はもちろん九州、広島、大阪などでの演奏も大絶賛。特にトレモロの美しい演奏は日本トップレベルの名手です。現在佐藤正美氏に師事されていて、作曲者の師匠ご本人も最近あまり弾いていないトレモロの名曲の伝承者としての地位も確立されています。ビラロボス、バッハ、タルレガ、その他有名な古典はほとんどレパートリーに収め、一音一音を大切にした丁寧で美しい演奏スタイルには数多くの支持者がついています。今回はなんと熊本からK村さんもかけつけてくださいました。現在生徒さん募集中です。酒好きな人バイク好きな人にもお勧めです!

前のページに戻る