ライブ写真館 2008年6月

ちっくさんこと大渕昭さんプロデュースでバリバリ売り出し中のシンガー渡辺薫さんです。薫ちゃんとちっくさんのデュオをコアとして、ベースやギターやサックスなどがフレキシブルに加わって変化のあるサウンドを聴かせてくれていますが、今回は先月に続き岩崎さんのウッドベースのトリオ。岩崎さん最近健康ダイエット法を続けられていて、短期間でかなり激ヤセしました。○○ダイエットとか色々ありますが、結局は本人の強い意思なんですよねー。私も10kgやせなきゃ。(高校より30kg増ですヒー) 薫ちゃんのプロモーションビデオも出来たそうです。どこで見られるんでしょう!?現在2枚目のCDに向けて準備中だそうで、しばらくクラスタでのライブもお休みになります。ニューアルバムがとっても楽しみです。

クラスタ初出演の「シンシン」さんです。お2人のお名前に「真」が付いていることから付けたそうです。アイルランド音楽の演奏でした。ケルティックハープは現在はナイロン弦が主流らしいのですが、坂上さんは18世紀まではそうだったという金属弦を張って演奏されました。このきらびやかで透き通った音色のなんと美しいこと。フィドルはバイオリンと全く同じものらしいのですが、強いて言えば値段が違う(安い)んだそうです。アイルランドの観光地では裸のまま山積みにされて売られているそうです。(!)微妙な音使いがなんとも言えぬ哀愁を感じさせてくれます。いや実に気持ちのいい演奏を聴かせていただきました。ありがとうございます。

超大活躍中のプロのシンガーソングライター、古瀬陽子[コセヨウコ]さんです。古瀬さんのライブはパワーがあって、前向きなメッセージを持った歌詞の力もあって、いつも元気がもらえます。ほぼオリジナルでしたが、私も大好きなビートルズや松田聖子ナンバーも歌ってくれました。古瀬さんはビートルズの大ファンで、学生時代にイギリスで数ヶ月間生活した経験もあるそうです。古瀬さんのライブはトークもとても面白いのですが、今回は小学校〜大学時代と、東京に出てくるまでのエピソードでした。トークからいきなりドカーンと演奏に入るときの爆発的な瞬発力は迫力満点で、心臓の弱い人はヤバイかも(ほめてます)。いつもクラスタの音響をほめて下さる古瀬さんですが、いろいろ試した結果、ミキサー内蔵のデジタルリバーブよりもアナログスプリングリバーブの方が断然いい感じです。骨董機材も捨てたもんじゃないなあ。今回の写真はPENTAXのK100Dsuperで初めて撮ってみました。あんまり変わんないかしら。

ボサノバ弾き語りと言ったら山本のりこさんが最高峰ではないでしょうか!?独特のまったり感がもうたまりませんねー。完全にご自分のスタイルというものを持ってらっしゃる。ボサノバのスタンダードを中心に、ポルトガル語のオリジナルソングも歌われますが、どれがどっちだなんて分かりません。それくらい完成度が高いのです。ギターのバッキングも難しいことはほとんどしていません。いわゆるボサノバの基本パターンですが、こんなにシンプルなのに、これはもう真似できない!何かが違う!と思わせるものがあります。うーん、どこが違うんだろう?言葉では説明できません。休憩中もライブ後もまったり〜。その場の空気を作ってしまうのりこさんすごいです。

ジャズギタリストとして、そしてプロ歌手の伴奏者としても引っ張りだこの須古典明さんです。今回はいつものアバロン鉄弦ではなく、ナイロン弦でのソロギター。ジャズ、ボサノバの名曲を、もうすでに自ら公言する「変態アレンジ」でしっとりと渋く演奏されました。コードも変えまくりで集中して聴いてないと曲名が分からなくなるという変態アレンジぶりです。(ほめてます!)これで聴かせられるのは抜群のリズム感が成せる技でしょう。この渋さは常人ではなかなか出せません。須古さんのライブの日はいつも最後にお客様参加の演奏タイムがあります。この日はロシア人デュオを含め実に9人が演奏してくださいました。皆さん上手いですー!ありがとうございました。

先日、国分寺駅北口の無印良品さんに行ったら店内BGMにショーロが流れていました。「おお!このバンドリンはエポカヂオウロか!?」と思ったら、エポカではなかったのですが、バンドリンはホナウドさんでした。このBGMのCDは無印良品レーベルから出ているもので、桜さんが買って来てくれたのです。いやーショーロの躍動感とサクサク感ははまりますねー。最近日本でも静かなショーロブームなのですが、コロボックリのお2人もその普及に大きな影響力を持っていることは間違いないでしょう。追っかけファンもいるほどの人気です。ショーロのスタンダードをほとんどレパートリーに収め、シンプルながら抑揚とダイナミックレンジの広さで実に情緒豊かに歌い上げます。ますます息が合って来て、お互いに信用して思い切った演奏をするようになったように思いました。流れるようなフレーズもピタリと決まってます!コアな2人でこれだけ完成度が高いので、他の楽器とホーダしたら楽しいそうだなあ。

毎月お世話になっている、日本を代表するギター作曲家&演奏家の佐藤正美さんです。ソロギターのオリジナル作品の発表数はおそらく日本一。TV番組のテーマ曲やBGMなどでも、気が付かないだけで実は毎日のようにかかっているんです。鬼怒川温泉の「東武ワールドスクウェア」のアルハンブラ宮殿で流れている「アルハンブラの思い出」は佐藤さんの演奏だそうですよ。今回は佐藤さんのライブでは初のコントラバスとのデュオでした。田中さんは音大を卒業したばかりだそうで、佐藤さんとの共演も初めてだそうです。いやーベースが入るとまた違いますねー。音が広がりますし、リズミカルな低音でグルーブ感が増し、普段から自由度の高い佐藤さんのギタープレイがますます自由に動き回った感じでした。前半はソロ、後半はデュオで、クラシックのアレンジものやオリジナル、そして貴重な佐藤さんのボサノバ弾き語りもありました。いつもソロで聴いている曲もベースが入るとまたまた新鮮で新たな魅力が発揮されていました。本日使用ギターは、名古屋の山本製のボディ「くりぬき」ギター。サイドとバックが一つの木をくりぬいて作られているという超贅沢なギターで、例えるなら木製オベーション。佐藤さんいわく、「音量はそんなに出ないけれど、残響音が長いギター」とのことです。途中、地元ショーロ歌手の片山叔美さんがボサノバの歌で飛び入りで歌ってくれました。18時半開演で休憩なしで20時半頃には終了し、その後は遅い時間まで打ち上げ飲み会&多数のお客様によるミニライブコーナーで盛り上がりました。佐藤さんのライブはライブはもちろんライブ後も楽しいですよー。

いつも本格的なクラシック音楽を届けてくださるピアニストの山本実樹子さんが企画されている「Monjuシリーズ」。今回は「音◇舞台」と書いて「オンステージ」シリーズとして、初出演の俳優齊藤さんと同じくソプラノ歌手の生出(おいで)さんとの音楽とお芝居の企画です。山本さんは演奏家だけでなく、イラストレーターや脚本家としても活躍されていて総合芸術家と言ってもいいと思います。齊藤さんは「踊る大捜査線」にも出演された俳優さん。生出さんは国内外のオペラでも活躍されています。山本さんの脚本による少人数編成での音楽とお芝居の新しい試みですが、この秋には大きな会場での公演も決定しました。演劇界に新しい旋風を巻き起こすのを期待してみんなで応援しましょう。

クラスタ初出演のお2人、わだなおみさんと佐々木じょうじさんです!なおみさんはとっても上手いシンガーだという巷での評判で、今回ワンマンライブでたっぷり聴かせていただきましたが、やっぱり上手いです〜。特にバラード系をしっとり甘〜い声で歌うのがもう絶品です。ボサノバ、ジャズ、サンバ、MPBなど幅広い選曲で、歌い終わると歓声と大拍手。佐々木さんは有名プロミュージシャンのサポートも多く務めるプロギタリスト。なおみさんは今回のライブを行なうにあたって、ブラジルものとジャズを両方きっちり出来るギタリストを探されたそうで、今回初めてのプロギタリストとのデュオライブだそうです。とてもバランスの取れた良い演奏でした。なおみさんは録音マニア(?)で、「歌うよりも自分の演奏を録音して聴くのが好き」なんだそうです。ある意味ナルシスト?でも、自分で聴いていいと思える演奏でないと人前で出来ない、ということで、確かにその通りだと思いました。録音することによって反省も出来るわけで、確実に上達が早くなると思います。ライブ後は大セッション大会で盛り上がり!次回ライブを楽しみにしてますよー。

ああああー、いいのでしょうか。こんなすごい演奏やっていただいて・・・!ありがとうございます。ありがとうございます!すごいです。すごいです!1年ぶりのみねりんさん(美音理=みねり(本名です!))と、みっこさん(実樹子さん)と宮澤さんの超本格的なクラシックです。ビバルディ、クライスラー、ブラームス、シューベルト。至近距離での迫力の美しい生音ライブ。感激しました。そして久々の「レオちゃん」。みっこさんがピアノを演奏しながら6人の声を使い分けての物語の朗読。超絶技巧です。みねりんさんとみやざわさんの素晴らしい弦。音感があまり良くない私でも弦楽器の微妙な音のずれくらい分かるのですが、このお2人はわずかな音の狂いも皆無。完璧です。私のような一般人レベルで語ってはいけないのは重々承知しておりますが、この人たちはレベルが違いすぎます。後半のシューベルトピアノトリオOp.100(40分)、ブラームスピアノトリオ遺作(30分)は素晴らしすぎました。あああああー。王侯貴族にでもなった気分です。こういうのを生で聴いてしまうと、ほんと刺激を受けます。皆さん、ぜひ聴いて下さい。見て下さい。この経験は一生の財産です。ああーまだ余韻がー。地元国立が誇る超絶ジャズギタリスト関口祐二さん。全国腕自慢のギタリストが競うモリダイラ・フィンガーピッキングコンテストで歴代唯一のガットギターでの優勝者でもあります。ギター、ウクレレの教則本の著者としても膨大な数を発表されていて業界では全国的に有名なギタリストです。日野さんはさまざまなジャンルで活躍されているギタリストで、関口さんとは20年来のお付き合いだそうです。かなりお若く見えますが一体おいくつ?ライブ前半は関口さんのソロギター。今回は特に超絶ものが多く、いつもに増してテクニックが冴え渡っていました。このレベルまで来るともう真似しようとも思いません。ただただ魅入ってしまいます。後半は日野さんとのデュオでしたが、日野さんもまた超絶系で関口さんのスピードに見事に同期。超ノリノリ爽快デュオです。コルトレーンは絶品でした!稀に見る超絶シンクロデュオです。関口さんのギターはアントニオ・マリン。日野さんのギターはマルセリーノ・ロペス。どちらもすっごくいい音で鳴ってます。歩くクラシックギターデータベースのK村さんによれば、総額400万円だとかヒー。やはりすごいギタリストはすごいギターをすごいレベルで弾きこなすのです。

クラスタで土曜のお昼に行われているレレデボッサのウクレレ教室の年に2回の発表会です。最初は月2回でしたが、どんどん輪が広がり現在は月4回開催しています。皆さん日ごろの練習の成果を披露していただきました。次回は12月です!(写真左上から、帰山さん、パセリさん、サチさん、Bearさん、はかせさん、うずまきねこぞうさん、ケージーさん、ジャライさん、ユウコさん、ユッキーさん、シャチョーさん、きまさん、kentさん、ななさん、wadaさん、くぼさん、ちゃーりーさん、いしかわさん、さきむらさん、クリオさん、Tiny Suisue in MU Motelさん、レレデボッサさん×2、アルバイトのマミちゃん(右))みなさんおつかれさまでしたー。

名前が難しいので逆に印象に残って得かもしれないアルトサックスプレイヤー纐纈(こうけつ)さん。若くて美人です!高校時代にチャーリーパーカーに衝撃を受けサックスを始めたそうです。久保嶋さんは国立音大卒のジャズピアニスト。オリジナル曲も多数あり、フリージャズプレイヤーとしても活躍されています。このお2人のライブは今回で2回目。前回はサックスのキレの良さが目立ったライブでしたが、今回は選曲的にもフリージャズっぽいものが多く、ゆるめでどっしりとしたリズムの中でのアクセントの効いたハスキーで力強い演奏が印象に残りました。元々ジャズには疎い私ですが、知ってる曲がほとんどなかったです。これはかなりディープな部類のジャズなのでしょうか?

このところ毎月レギュラー出演の石川修一さんと、2年半ぶり出演の上田浩司さんのソロギター対バンです。上田さんは私のギター師匠でもあります。1stは上田さん。上田さんは11年間アメリカで過ごされ、バークリーを卒業後続けて2つの音大を修了し音楽芸術博士号を取得されています。ジャズとクラシックどちらも華麗に弾きこなす貴重なタイプのギタリストです。丁寧でカチッとした演奏が特長です。2ndは石川さん。石川さんは河崎実監督の映画の音楽担当者としても名が知られています。ポップス系のシンガーソングライターとしても大活躍中。私より3つも4つも年上には絶対に見えない若さあふれる演奏が特長です。お2人は20年来のお付き合いとのことですが、一緒にライブをやるのはなんと初めてだそうです。最後のブルースセッションもかなりいい感じでした!そうそう、石川さん早くホームページ作ってくださいよ〜。

渡海さんは、世界最高のショーロバンドのエポカヂオウロもその実力認めた本場ブラジルでも通用するシンガーです!ブラジル人も驚くほどのグルーヴ。ポルトガル語の発音もブラジル人のお墨付き。表現豊かに感情を込めて歌う歌は、ポルトガル語が分からなくてもコロコロ変わる顔の表情を見ていると気持ちが伝わってきます。曲に入り込んで成り切っちゃう感じ。真知子さんは天真爛漫な人で、最高にムチャクチャ楽しくて面白いんですけど!キャッキャ笑いながら歌ってます。超楽しい!一緒に演奏している加々美さんもとっても楽しそうです。今年5月にブラジルで録音したお2人名義のアルバムは、加々美さんが自画自賛するほどの最高傑作です。なんとエポカヂオウロのバックでも歌っています。8月にリリース予定。しかもしかもブラジル国内でも発売するそうです。これって超すごいことですよー。超快挙!!次回クラスタライブは9月2日(火)。どうかどうかお願いですからこのライブはぜひ見に来てください!ボーカリストにもギタリストにも衝撃の感動を与えてくれるライブであることを完全保証いたします!!

昭島のシンガーソングライター加藤愛ちゃん19歳!素晴らしい!彼女はプロです。見てください、このお客様に楽しんでもらおうというプロとしてのサービス精神を!クラスタ新記録の4回ものお色直しです。着替えるたびに撮影会がヒー。愛ちゃんは今までのライブでもコスプレをしてくれていたのですが、そもそも現在クラスタにあんなにいっぱいコスプレ衣装があるのは彼女のひとこと「セーラームーンがあったら絶対着ますよ!」がきっかけだったんです。早速ヤフオク達人のK村さんに相談して安く手に入れました。すると連鎖反応でK村さんとK原さんとI子さんから続々とご寄贈がヒーありがとうございます。おかげさまでいいもの見せてもらってます。しかし、彼女の本質はコスプレではありません。上手いのです。歌もギターも本当に上手いのです。技術も表現力もすごいのです。以前からその実力は高く評価しておりましたが、先月大阪で行われた「ヴォーカルクィーンコンテスト」では見事グランプリ最優秀賞を獲得!おめでとう!!と、やっぱりそれくらい本当に上手かったのです。レパートリーも膨大で、H2Oや松山千春などのカバー曲、アニメソング、そしてオリジナル。一体どれだけの持ち歌があるのでしょう。19時半スタートで終わったのは22時半ごろ。全ー部暗譜です。普通出来ませんよそんなこと。そしてオリジナル曲の歌詞がまた素晴らしい。19歳でよくこんな文章表現が出来るなと驚くところが多々ありました。彼女は間違いなく世に出るでしょう。K部さん写真集楽しみにしています。愛ちゃんは7,8月に北海道から沖縄までの一人旅ライブツアー敢行のため、資金稼ぎのためアルバイトもがんばっているそうです。全国の皆さん、愛ちゃんのHPをチェックして近くに来たときはぜひ応援に行ってあげて下さいね。

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