ライブ写真館 2008年4月

あっというまに4月も終わりです。ハヤー。イケメンクラシックギターカルテットの「クアトロパレス」から派生したデュオ「ランブラス」さんです。このユニットでは初登場です。お二人ともコンクールでバリバリ入賞されている人で、素晴らしいテクニックの持ち主です。選曲は結構マニアックで、あまり聴き馴染みのない現代曲っぽいものが多かったです。こういう曲を聴かせるのって半端なテクニックでは無理なのです。その点はさすがだと思いました。ギターをやってる人ってきっかけが「女の子にもてたいから」というのがほとんどだと思うんですが、実際それでもてたかというとまずそんなことはない。しかしこのお二人はそれを実現させてます。お客様のほとんどが美少女なんですもん。ギター以外の要素も大切です。写真見たら分かります(?)。

世間はすでにゴールデンウィークに突入。今日は旧昭和天皇誕生日の「みどりの日」のはずだったのですが、いつの間にやら「昭和の日」。前職からカレンダーとは無関係な仕事の私。連休中もクラスタは休み無しで営業します!今日は毎月お世話になっている渡辺薫さんのライブ。今回初めてちっくさんこと大渕プロデューサーとのデュオでの登場です。ちっくさんは写真ではギター持ってますけど、ピアノの人です。(1曲だけギター弾きました。)ビートルズや、S&Gなどのスタンダードナンバーやボサノバナンバー、そしてオリジナルソングを、ほんのちょっとアイドル系が入った感じの歌声で歌います。CD「泳いできてね」が大好評発売中!5月の連休は関西ツアーだそうです。関西の皆さん応援よろしくお願いします。

2ヶ月に1度の山本のりこさんのボサノバライブです。クラスタ開店当初からお世話になっていておそらくもう30回以上になると思います。それなのにいつ聴いてもうっとりしてしまいます。初出演の時はまだCDを出されていなかったのですが、その後「カロール」「草の指輪」「ビタースィート」と3枚のアルバムを発表され非常に高い評価を得ています。私は、のりこさんは日本最高のボサノバシンガーだと思っておりまして、全てのお客様に自信を持ってライブ鑑賞をお勧めしています!歌もギターも派手なことは何もしていないのに、あの驚愕の高い完成度には感心するばかりです。出来そうで出来ないというのはこういうことです。ジョアンジルベルトのソロプレイに通じるものがあります。CDとライブのクオリティがほとんど変わらないのにも驚きです。今回は初めてのお客様が感動のあまりCDが激売れ。在庫一掃でした。他に類を見ないまったり感。素晴らしいのひと言です。

日本を代表するギタリストのお1人、佐藤正美さんです。ボサノバギターの第一人者としても知られ、ボサノバギターの教則本も多数出されています。しかし佐藤さんのすごいところは膨大な数のオリジナルギターソロ曲があることです。演奏家としても超一流であるだけではなく作曲家としても広くご活躍されていています。TVドラマの曲なども手がけられていて、誰が歌っているかすぐに分かる歌物とは違うので気が付かないだけで、実は誰でも聞いたことがあるはずですよ。今回のギターは非売品のヤマハ純正「ボサノヴァ」エレガット仕様です。それにしても佐藤さんはメロディの歌わせ方が素晴らしい。美しいメロディを歌わせることを第一に考えた奏法は音楽の原点を気づかせてくれます。今回はライブ演奏の選曲についてのためになるお話もありました。ライブ活動をしている人にとっても毎回とても勉強になります。

スーパー超絶ジャズギタリスト関口祐二さんです。ガットギターソロでのジャズギターでは日本を代表するギタリストといってもいいでしょう。教則本もご自身で「何冊出したか覚えていない」とおっしゃるくらい多数出されていて全国の楽器店で販売されています。モリダイラコンテストで過去唯一ガットギターで優勝された人でもあり、全国的に知名度の高いギタリストです。今回のライブは初めてのお客様も多く皆様衝撃を受けていたようです。出来る限り生音にこだわりたいとおっしゃる関口さんは、クラスタではいつも完全生音。スタンダードジャズ、オリジナル、賛美歌アレンジなど凄まじい超絶早弾きが中心ですが、このところ音色も柔らかくなってきてバラードもとてもいい感じです。休憩中にはアルハンブラやタンゴアンスカイなどのクラシック曲を練習として弾かれていて、「将来はクラシックの曲もライブでやりたい」とのこと。個人的にはジャズアレンジクラシックを聴いてみたいです。

佐藤美由紀さん率いるスーパータンゴユニット「エルフエジェ」さん。先月のキンテート(5人)に続いて今月はトリオでの登場です!な、何でですか?人数が減ったはずなのにキンテートの時より迫力を感じたのは気のせい?!コントラバスとバイオリンがいない分、他の楽器がそれぞれ倍くらいのパワーを出して「3×2>5」みたいなものすごい迫力の演奏でした。美由紀さんは先日某ライブハウスでピアノの弦を2本叩き切ったそうで、これで通算何本目?クラスタのピアノはまだ大丈夫ですが、パワーを押さえて弾いているようには絶対見えません。エルフエジェさんは7月に北海道東北縦断大ツアーをされるそうです。そちら方面の皆様!ぜひ見に行ってください。ぶったまげますよ〜!

偶数月の須古さんの鉄弦ジャズソロギターライブです!今回もスポット1個の激渋須古照明で送りしました。ジャズスタンダード、ボサノバ、日本の歌などを個性的なアレンジで演奏されます。須古さんはアバロン(旧ローデン)のギターでフラットピックで演奏されます。フラットピックのソロギターというのは結構珍しいと思われますが、このスタイルの魅力を私なりに検証してみました。「@指で弾くよりもアタックが強くパンチの効いた音色が出せるA爪では出せない大音量が出せダイナミックレンジが広くなる。Bかなり単音の早弾きが可能になる。」 基本的にフラットピックでの演奏は、コードをジャランと鳴らしてからの単音弾き、のスタイルが中心となります。これは一見単純に見えますが、リズム感がしっかりしる人でないと気持ちよく聴かせる演奏は出来ません。須古さんはこのリズム感がとにかくずば抜けて素晴らしいのです。このスタイルでは第一人者だと思います。ぜひ一度お聴きいただきたいと思います。

門馬瑠依(モンマルイ)さんと三宅慎二郎さんの、アコースティック・ジャズ・デュオライブ。今回が3回目です。瑠依ちゃんはかわいくて性格良くて、そして歌が上手い!人気が出る要素を全部持ってますねー。高音よりも中低音域を生かした安定感のある歌い方です。ここで高音に来るかな?と思わせておいて、行かない。逆の意外性が聴いていてニヤリとさせられるとともに安定感と安心感も同時に感じさせます。三宅さんはソロギターの腕前も凄い人ですが、歌の伴奏がまた素晴らしい。クラスタの時代物のスプリングリバーブを気に入ってくださって、かなり強めのリバーブを使われます。ノリノリのスィングです。ボーカルを気持ちよく生かすための伴奏(これが素人には難しい)は、聴く人が聴けばその上手さは十分伝わってきます。とてもいいデュオだと思います!

毎回超絶に盛り上がる堀尾和孝さんのアコギ一本勝負!1年12ヶ月それぞれの月をテーマにしたオリジナル作品集「デイブレイク」の発売記念ツアーライブです。今回はokayansさんをお迎えして、堀尾さん−okayanさん−堀尾さん−ギター大喜利という構成で実に充実したアコギインストライブになりました。酔弦総帥堀尾さんは焼酎をガンガン飲みながらのヒートアップ演奏。往年のロックナンバーやオリジナルなど幅広い音楽性を見せてくれます。自称「すべりトーク」がいつも面白いです。受けてるのですべってないのでは?okayanさんは鉄弦の美しい響きを生かした秀逸なオリジナル作品を中心に、観客を沸かせるアレンジ曲も多いです。自他称「ストーリー仕立てのトーク」もさすがです。お嬢さんが第一志望の県立高校に入学されたそうでおめでとうございます。うちは来年だヒー。ライブ終了後は堀尾さんのお弟子さんの楽しい飛び入りコーナーが続き、飲んでも弾ける酔弦のすごさを見せられました。よねっぴさん最高!

ニューヨーク出身、バークリー音大卒でレイチャールズのバンドでも活躍されていたジャズサックス奏者のハーヴィーワイナペルさん。初来日、初日本ライブです。そして日本人より日本語が上手い超イケメンギタリストのキャピタルさん。お2人の演奏を中心にバンドリンの寺前さん、パンデイロの金子さん、ボーカルのminoriさんが随時加わっての演奏でした。ブラジリアンジャズ?モダンショーロ?これはどう違うんだろうと思いながら最後まで分からなかったのですが、でもそんなことは関係なく素晴らしい技術によるとても心地よい洗練された演奏で、どの曲も感動的でした。ライブ後は初来日のハーヴィーさんに日本の文化を堪能していただきました。超大受け!皆さんありがとうございました!

中央線沿線を中心に超活発なライブ活動を展開されている古瀬陽子さんです。クラスタでは2ヶ月に1回のペースでお世話になっております。力強いボーカルとギター。分かりやすい歌詞とメロディ。単純明快でありながらお客様に向けたメッセージの伝達力は素晴らしくレベルが高いのです。客層も老若男女本当に幅が広いです。一度ライブに来られたお客様の名前を全部覚えていて、本当にお客様を大切にしている人だなあというのがとてもよく分かります。古瀬さんは毎回クラスタの音響をほめてくださりとても嬉しいです。おそらく手作りの木のスピーカーの力が大きいと思います。このスピーカーはオーディオマニアの私のおじが30数年前に自作したものなのですが、残念なことに昨日突然亡くなりました。まだ61歳です。亡くなる日まで普通に生活していたのに。このスピーカー、ずっと大切に使っていきます!

釜谷デーで大人気の、日本じゃあ二番目のフラメンコギター&津軽三味線の使い手、釜谷明也さん。(「何だと!じゃあ一番は誰なんだ?」「ヒュー、チッチッチッチ」以下略←マニアックですみません) そして釜谷さんの大人の美少女人脈で、シンガーソングライターのユミコベックさん。ご主人がアメリカ人だそうでご本名です。そしてプロのチンドン屋さんとしても活躍されているまめたろうさん。お二人ともライブ初出演です。1stはユミコさん。オリジナルを中心に抜群の歌唱力での演奏でした。ボーカルには厳しい川村先生があそこまで絶賛するとは。ライブ後にはクラスタならではのイメチェンタイム(?)も!2ndは釜谷さん&まめたろうさん。スポット1個の釜谷照明でのフラメンコギターソロから始まり、三味線&チンドン太鼓で賑やかに和風音楽、まめたろうさんの口上、手品などを挟み、最後は3人の演奏で締めました。明後日日曜日には「釜谷さん生活支援チャリティライブ」もあります。投げ銭投げ食料など愛の善意をお願いいたします!

前日の4/5(土)はモリダイラ楽器主催のフィンガ−ピッキングコンテストが横浜桜木町で開催されました。私も店を休んで見学に行きました。全国から選ばれた20人による決勝大会なのですが、20人中9人がクラスタで演奏してくださったことのある人たちでした。なんかちょっと感動。広島の山川さんもその1人。せっかく東京にいらっしゃるのだからと無理を申し上げて今日ライブをしていただくことになったのですが、そのためにコンテストで弾く曲以外の曲もたくさん練習しなければならなかったわけで、考えてみたら申し訳ないことをしてしまったような・・・。残念ながらコンテストでの入賞はなりませんでしたが、決勝に選ばれることだけでもすごいことなのです。しゃべり禁止のモリダイラコンテストと違ってライブはお客様との掛け合いも面白く盛り上がりました。山川さんはいつもニコニコして前向きかつ謙虚な人で、いるだけでその場が明るくなります。サンバ・ボサノバ・クラシック・オリジナルをブラジル仕込みのパワー奏法で圧倒してくれました。広島ではアコギインストイベントを主催されていてギター界の発展にご尽力されています。広島のギタリストの皆さん!ぜひ山川さんの元に集まりましょう。山川さん、またお待ちしてます!

真莉さんと加々美さんのライブはいつも熱い!真莉さんの日本語オリジナルとポルトガル語のバリバリサンバのライブです。私自身いつも楽しみで楽しみで、時々店を休んでは別なお店に加々美さんのライブを見に行ったりしています。真莉さんの透き通った伸びやかな歌声はいつ聴いても素敵です。ポルトガル語の歌詞の意味を全部理解して全部暗譜というのはさすがプロです。加々美さんいわく、ポルトガル語を普通にしゃべるように歌う、のが大事だそうで、これはポルトガル語に限らず外国語の歌詞を歌う場合全てに当てはまることだと思います。加々美さんは来週から1ヶ月間ブラジルに一時帰国だそうです。(実は日本人) いつもサンバの音楽を通して、ブラジルの文化についてのお話が聞けるのが嬉しいです。加々美さんは本当は石川県出身だそうですが、地元の浄土真宗とブラジルのキリスト教には共通点が多い、なんていうお話が面白かったです。私もリオデジャネイロに行って見たいなあ。

月一レギュラーでソロギターの原点的ライブをやっていただいている石川修一さんです。石川さんはプロの作詞作曲家としても、あのウルトラマンで有名な実相寺昭雄監督やB級映画のカリスマ河崎実監督の作品の音楽担当としても広く活躍されていらっしゃいます。ソロギタリストとしてのクラスタでのライブは、国内外の有名な曲を自己アレンジで演奏するスタイルです。洋楽ポップスやジャズ、映画音楽の他、モーニング娘や美空ひばりなど、なんでもOK。今回の第2ステージでは初の試みとして美少女で優秀なお弟子さんである秋元美香さんが、石川さんオリジナルを石川さんのギター伴奏で歌ってくれました。常にメジャーを意識して作られた作品なのでやはり完成度が高いです。ボーカルの美香ちゃんが美人で性格良すぎで惚れました。ヤバイです。石川さんに一つだけお願い。早くホームページ作ってくださ〜い!

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