ライブ写真館 2007年10月

お2人ともクラスタ初出演!ボーカルの岩下和代さんとギターの橋本信二さんです。岩下さんはジャズ仲間の濱のぞみさんのライブに見に来て下さった時に一度歌っていただきました。橋本さんはお会いするのも初めて。クラスタのスケジュール表を見たジャズギター出演者の人たちから、「橋本さんはすごいギタリスト」とお聞きしていましたが、恥ずかしながらジャズ無知な私は存じ上げませんでした。いやー素晴らしい!感動的な演奏です。抜群のリズム感、間の取り方、さすがベテラン円熟のプロ。全体的に優しい感じの中に時折激しさも見せるソロギター&伴奏でした。岩下さんのボーカルも落ち着いた感じでライブタイトル通り「大人の空間」を作り上げていました。とてもいいライブでしたのでぜひまた見たいです。今日で10月も終わり。いよいよというかえっもう?年末です。早すぎ・・・。

若者から中年まで年齢性別問わず一般のファンを広く獲得しているシンガーソングライターのよねっぴさんことよねくらみすずさんです。元プロの少女漫画家です。よく伸びる透き通った声で心を込めて歌う説得力のある演奏には定評があります。全曲オリジナルでした。ゲストとして酔弦堀尾和孝師で同門の岡部弘明さんがソロギターインストで数曲演奏してくださいました。最近体調を崩されたらしくなぜかプリン体の話題で盛り上がりました。またこの日は常々よねっぴさんからノロケ話を聞かされていた男前の旦那様も見に来て下さいました。ラブラブなご家庭の様子が垣間見えました。しかしよねっぴさん毎日あんなに大量にビール飲んでるのにどうして太らないのですか!?驚きのスリム体型です。

あいにくこの日は台風直撃の大雨大風。それにもかかわらずなんと満員のお客様!感謝感激です。カクテル類や料理の注文もたくさんいただきありがとうございます。実はそのためにあんまり写真が撮れなかったのです。しかも途中でデジカメの電池が切れてあわててセブンイレブンに買いに走ったり。こんなこと初めてです。予備の充電地も全部使えなくなるなんて!ということで実はゆっくりと演奏を聴く時間が残念ながらあまりなかったのです。下舘さんは10ヶ月ぶりのご出演。フラメンコとジャズ、そして中近東の音楽を合わせたような独自の音楽世界を持っている人です。来月は山崎ハコさんとの共演ライブもありプロとして活躍されています。冨山さんは演奏家であると同時に作編曲家、超常現象研究家としても知られ、温かい人柄から若手ギタリストからの信望も厚く、今回も大勢応援に来て下さいました。クラシックを基調に、イメージを明確に持ったポップなオリジナル・アレンジ作品が印象的です。27日ライブシリーズこれからも続けてくださいねー!

毎月レギュラーで出ていただいている若手クラシックデュオ「p&k」のお2人です!台風が近付く中たくさんのお客様にお越しいただきましてありがとうございました!前半ステージでは、「アイネクライネナハトムジーク」「G線上のアリア」「愛の挨拶」などクラシックの名曲特集。バイオリンもピアノも完全生音ですが、伝統あるクラシックの楽器というのは大音量で迫力がありますねー。やっぱり生音は感動します。白井さんは陸上の三段跳びをされていて、視覚障害者の部で世界5位、日本1位の超有力選手で来年のパラリンピックを目指しているそうです。金メダルを見せていただきました。最近はTV出演も増えてきています。後半はカンツォーネ、日本の唱歌、ディズニー、そしてバイオリニストの穴澤雄介さんが白井さんの応援歌として作曲してくれたという「輝ける太陽を目指して」。この曲のメロディの一部には「シ・ラ・イ・ファ・イ・ト」(BAAFAG)が使われているそうです。お2人の掛け合いトークもとても楽しいです。お2人は翌日新潟で演奏されるとのこと。お人柄もいいしこれからさらに人気が出そうです!

毎月レギュラーでお世話になっておりますスーパージャズギタリストの関口祐二さんと、3年半ぶりの登場日野雅司さんです。関口さんのソロコーナー、日野さんのソロ(2曲)とデュオの構成でした。お2人は20年来のお付き合いだそうです。お2人ともクラシックギターでの演奏で、関口さんは松のマリン、日野さんは杉のロペスとどちらもすごくいい良く鳴るギターです。マイクを使わずに完全生演奏でした。お2人ともかなりのテクニシャンでどんな曲も自由自在といった感じです。ライブ後はブルースセッションタイムとなり、関口さんは店のアコースティックベースギターを演奏されました。

すごいー!楽しいー!面白〜い!!クラスタ初出演の京都在住のクラシックギタリスト、長岡増男さんです。いやー圧倒されました。ピアソラや、羽衣伝説、ピンクフロイド讃歌などの大曲や、ラヂオ体操第2、剣の舞など盛りだくさん。長岡さんは30歳から本格的にギターを始めサラリーマンをしながら関西を中心に積極的な演奏活動をされていてCDも2枚リリースされています。ご同行の奥様のお話によると朝早く起きて練習、帰って来てからもずっと練習ととにかく練習の鬼だそうです。90分の演奏全て暗譜。テクニックも表現力も素晴らしい!ご自身で編曲された曲も数多く、CDで音だけ聴いてもすごいのですが、ギターをやってる人が実際に見ると「そこまでやるか!?」という手の動き、特殊奏法に衝撃を受けます。天国と地獄の演奏では、私は思わず途中で声を出して笑ってしまいました。すみません。だって面白すぎるんです。スケールの大きな演奏で、まるで山下和仁さんを彷彿とさせます。来年の秋にもまた来てくださるそうですので、これは絶対見に来て下さい。びっくりです。私は感動しました!

人気ボサノバフルーティストの大久保はるかさん、2年3ヶ月ぶりの登場です!前回のライブは東京で大きな地震があった日でしたね。大久保さんはとてもたくさんのフルート教則本を出されていますのでフルートをやっている人は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。CDも、有名ボサノバ曲をほとんど網羅した音源辞書的アルバム「オーリャプルセーウ」とクラシックの名曲をボサノバアレンジにした「クラシックインボサノバフルート」を加々美淳さんとアレックスさん(ドラム)のトリオで発表されています。特に前者はボサノバ初心者にも超オススメでクラスタCD委託販売年間売上第1位を獲得しています。加々美さん連日ご出演ありがとうございます!まっすぐに美しい音色の大久保さんのフルートと加々美さんの抜群のギター伴奏で、ボサノバ、サンバ、ショーロの名曲オンパレードでした。日本では人気があるのにブラジルではあまり知られていない曲とか、ブラジルではボサノバよりサンバ、サンバよりショーロの方が人気が高い、など興味深いお話もたくさん聞けて勉強になりました。ありがとうございました。

いつ聴いてもお2人の演奏は素晴らしい!真莉さんのしっとりとした日本語オリジナルソングと本格的なサンバ。数百曲はあると思われる膨大なレパートリーの中から真莉さん主導で次の曲とキーを決めると、加々美さんが即対応。すごいです。そして演奏のクオリティの高さといったらもう日本最高峰。私はこのサンバのグルーヴに超ハマっている1人です。でもサンバってまだまだマイナーなジャンルなんでしょうか。浅草サンバカーニバルはものすごい人気なのになあ。でもあれはタンガ(羽の付いた水着みたいな衣装)の女の子目当て人気なんでしょうねー。まあ私も好きですけど・・・。CD屋さんに行ってもサンバのCDほとんど置いてないし!サンバはとても楽しい音楽です。私はサンバを応援します!サンバ最高!日本にもっとサンバを!!ミナサンマッテマスヨー!

今年の春に、ちっくさんこと大渕昭さんプロデュースによるデビューアルバム「泳いできてね」を発表された渡辺薫さんです。CDが大人気で近々増刷されるとの事。おめでとうございます!都内を中心にソロやユニットで活躍されていて今月は月の半分以上がライブが入っているほどの大忙し。サイモンとガーファンクルやビートルズのナンバー、ブラジルもの、そして秀逸なオリジナル作品群などポップス系の歌をしっかりとしたボーカルで歌われます。わずかに美少女アイドル系が入った歌い方が彼女のセールスポイントです。インスト陣は毎回固定しているわけはなく、店に着いて「はじめまして」なんて声も聞こえます。さすがジャズやスタジオ系の人たちはすごいですねー。大渕名プロデューサーがかなり力を入れてサポートされていてガンガン営業かけて売り込んでます。関西凱旋ツアーも決定したそうですので関西の皆様応援よろしくお願いします!

ヒーピンボケの写真ですみません!!毎回テーマを決めて独自のアレンジで抜群の腕前で演奏してくれる倉田典明さんです。今回のテーマは、1st 「秋はしっとりマイナーキー」 2nd 「倉田典明 オリジナル作品集」でした。一般に長調=明るい、短調=暗いと言われていままが、それほど単純なものではないのですね。要は音楽が先にあって理論は後付けなので途中で転調もあるし、コード進行がごちゃ混ぜになってハッキリしない曲もあったりするわけです。後半のオリジナル特集では、曲のイメージ解説もあり、とても楽しみながら聴けました。倉田さんの本業はプロの編曲家。脱サラしてからクラスタ開業と同じ頃に音楽で生きる道を選ばれたのですが、最近はお仕事も増えてきたそうでプロの音楽家としてバリバリと活躍されています。奥様はボサノバシンガーの旧姓桐本貴子さんで、ナナマリさんのライブで倉田さんと一緒に演奏していただいたこともあります。ぜひまたご夫婦での演奏もお聴きしたいです。

福岡出身のシンガーソングライター、古瀬陽子(コセヨウコ)さんです。堂々と誇りを持って話される福岡弁でのトークがトレードマークの一つになっています。福岡から1人で東京に出てきて頑張ってるんだなってことを感じさせられてますます応援したくなっちゃうのです。古瀬さんはライブに来てくれた人の名前を全員覚えているほどファンの人たちを大切にしている人で、リピーターの一般の人がとても多いのです。それにしてもいつも元気がもらえるライブです。前向きな歌詞を元気いっぱい歌ってくれるのでとても気持ちがいいのです。「人生明るく生きよう」「両親に感謝」などベタかもしれないけれどストレートに伝わってくるパワー。夢と希望を与えてくれる歌ばかりです。分かりやすいコード進行とメロディなので自分でも歌いたくなってしまいます。ライブ終了後も盛り上がりは続き、テーブル席で松田聖子とビートルズを終電ギリギリまでたくさん歌ってくれました。何か私と音楽の趣味が似てるので嬉しいです!

ボサノバといったらのりこさん。のりこさんといったらボサノバ。というくらい日本を代表するボサノバシンガーの山本のりこさんです。のりこさんが歌うと会場がまったりとした幸せ空間に包まれます。なんともいえないまったりとし感。どの曲もCDのクオリティ以上の演奏です。トークもまたまったり。そしてヤコピのギターは特に低音の響きが素晴らしいです。また、クラスタコスプレアイドルいてこさんをはじめとする優秀なお弟子さんが多く、みなさんそれぞれ活躍されています。次回ののりこさんのライブは、クラスタ6年連続恒例となりました12/24(月)「クリスマスイブライブ」です。このライブで初めて出会って交際が始まり今年ご結婚されたカップルが生まれています。縁結びライブですので(!)お一人様でもカップルでもぜひぜひお越し下さい!

山梨の中央在住のボサノバ・シンガーソングライターのナナマリさんです。甲府や都内で活発にライブ活動をされていますが、都内で完全ソロはクラスタだけです。いやーギター上手い!以前クラスタで加々美さんのライブを見に来て下さった時に、サンバギターの弾き方の指導を受けられたのですが、もうほとんど自分の物にされています。まるで加々美さんのギターを聴いているようです。いやさすがにそれはほめすぎですが、サンバギター伴奏をここまで弾ける人って他にいませんよ、って言っちゃってもいいくらい上手いです。これは絶対加々美さんの前で弾いてもらいたいです。ライブは、ボサノバ・サンバと日本語のオリジナルソング。オリジナル曲の歌詞が、これまた面白かったり切なかったりと秀逸です。実はオフレコでとてもおめでたい発表がありました。まもなくご本人から公式発表があると思いますのでそれを待ちましょう。オリジナルソングのCD作成の予定もあるみたいで、次回のライブはCDリリース記念になると思います。今からとても楽しみです。 

ジャズ・ポップスの有名曲を中心に、インストゥルメンタル&ボーカルでいつも見事に決まった演奏を聴かせてくれる「ノミの心ぞう」の皆さんです。メンバーそれぞれの技量も抜群で、それが高い次元で見事に調和した演奏です。正に大人のバンドです。皆さんアカペラコーラスもされているボーカリストでもあります。真司さんはウッドベース歴はまだたったの3ヶ月のはずなんですが全然そうは見えない見事な指さばきにびっくりです。しかも今回ゲスト美少女のぶんこさんの伴奏でギターも弾かれましたが、爪は一体どうなってるんでしょうか。今回の秘密兵器は純吉さん奏でる「アンデス25」。見た目は大きめの鍵盤ハーモニカなんですが、音色はなんと驚きリコーダー!「栗コーダー」で一躍有名になった楽器です。鍵盤楽器なので、1人で複数のリコーダーが一度に吹けちゃいます。ライブ後はいつも大食い&飲み会に突入するので、今回も豚肉1kg以上用意していたのですが、見事に全部消費して下さいました。「釜谷スペシャル(旧)」を「飲み真スペシャル」に改名するかどうか関係各位と協議中であります。

ギター一本で何でも弾いてしまうスーパーエンターテイメントギタリスト堀尾和孝さんです。年間2百数十本の演奏活動をされている超多忙大人気ギタリストの堀尾さんですが、クラスタではイベントやゲストでのご登場を除くと実に1年2ヶ月ぶりのソロライブです。ジミヘン、イーグルス、ピアソラなど有名曲のスーパーアレンジや、オリジナル曲などバリバリ盛りだくさん。変わらぬ全力ハイパワー演奏です。なんと名古屋から久しぶりにかずきさんが見に来てくださり、懐かしのミニ「ギター大喜利」コーナーもありました。ライブ終了後もお客様の飛び入り演奏でずっと盛り上がりっぱなしでした。堀尾さんはライブ数も日本トップレベルでありながら、優秀なお弟子さんを数多く輩出されていて本当に素晴らしい人だと思います!

ジャズギタリストとしても女性ジャズ・ボサノバシンガーの名伴奏者としても人気の高い須古典明さんです。いつもは鉄弦フラットピックでのソロが多いのですが、今回は久々にナイロン弦です。スポット1個だけつけてあとは消す、須古さん特別照明の「須古照明」でより渋くお届けしております。いやーそれにしてもとろけるような音色です。私はジャズに詳しくないのですが、知っている曲でも知らない曲でもそんなの関係ねえ、です。知っている曲でもものすごく不思議なアレンジなのでとっても新鮮。抜群のリズム感でどの曲も安心して音楽にひたることが出来ます。ライブ後はいつも飛び入りセッションコーナー。須古マジックで相手の演奏を常に引き立ててくれます。ボーカルの伴奏者としても引っ張りだこなのもなるほどとうなづけます。しかしこの須古照明、ライブレポート印刷すると黒インクがすぐに無くなっちゃいます〜。

前のページに戻る