ライブ写真館 2007年8月

作詞作曲家、そして現役のロッカーとしても活躍中の石川修一さんです。ソロギターライブでクラスタ復帰後3回目の出演です。30年近くのライブ歴がある超ベテランギタリストです。写真のように見た目はかなり若いですが、実は私よりずっと年上です。その若さの秘訣は徹底したベジタリアンだからでしょうか??ライブ前半はジャズアレンジ、後半は映画音楽やポピュラー、歌謡曲などを全てオリジナルアレンジでの演奏でした。20年位前のオタク系実写ビデオ「地球防衛少女イコちゃん」の音楽担当が石川さんだと知って今さらにびっくり。この作品を知ってる私って一体・・・。この日はクラスタのHPを見て、石川さんの昔の音楽仲間の人もひょっこり来て下さいました。ありがたいことです。石川さんも早く自分のHP作ってくださいね〜。これから毎月1回の出演で100回を目指す!と言って下さっていますが、100ヵ月後までクラスタがあることを祈りますヒー。

地元国立が誇るスーパージャズギタリスト関口祐二さんです。モリダイラ・フィンガーピッキングコンテストのナイロン弦唯一(だと思う)の優勝経験者でもあります。また膨大な数のギター教則本の著者としても全国的に有名です。この日は全後半あわせて正味約2時間、トークも少な目に次々と繰り出されるジャズソロギター演奏に静かに耳をかたむけるジャズギターマニアの空間でした。スローバラードから入り、徐々にアップテンポの曲へ。よくあれだけ多くの持ちネタとインプロを続けられる腕、メカニック的なテクニックのすごさ、そして長時間の演奏をこなす体力と持久力には驚きです。やはりプロのレベルはすごい!ライブ後は飛び入りコーナーやジャズギター講座もあり、さらに濃いギターマニアの空間となりました。

福岡出身のシンガーソングライター古瀬陽子さんです。クラスタに出演されるようになってからあっと言う間に1年。今回が4回目です。とてもいい詞いい曲を書きます。どれも覚えやすく歌いやすい。自分でも歌ってみたくなる歌ばかりです。一度きりの人生悔いの無いように生きよう、というメッセージがどの作品にも貫かれていて、元気がもらえるライブです。古瀬さんはとにかくお客様を大切にされる人で、一度会った人の名前は全員覚えていてライブ前に紹介コーナーがあります。こういった積み重ねでどんどんファンが増えて来ているのだと思います。また古瀬さんは全て譜面無しで演奏します。自分の曲なのに譜面ばかり凝視して歌ってる人たちが多い中、レベルが違います。いい詞いい曲を演奏するテクニックも素晴らしいものがあります。ガーっと盛り上げてピタリと止まり一瞬の静寂の後アカペラで歌ったりと、メリハリの付け方もとても上手いです。定期的にやっていただけることになりましたのでぜひ一度見に来て下さい。元気がもらえます!

「ピース&カインドネス」のp&kさん5月から4ヶ月連続ご出演ありがとうございます!毎回着実にお客様が増えて来ていましてこちらも大変ありがたいことです。バイオリンの白井さんは今月初めに陸上競技の世界大会のためにブラジルに行って来られたらしく、視覚障害者の部での三段跳びで5位、走り幅跳びで8位入賞されたそうです。おめでとうございます。世界ランカーです!TVにも時々出演されていて、外を歩いていると知らない人から声を掛けられることが増えたそうです。平林さんは某アイドル歌手にそっくり(いまだに思い出せない・・・)のとってもかわいい実力派ピアニスト。全後半ステージで衣装も変えてすごいやる気を感じさせてくれます。ソロ演奏も素晴らしいです。ライブは前半はクラシックの名曲とポップス系。後半はなんと全曲ディスニー特集!平林さんの正確でリズミカルなピアノ伴奏に白井さんのバイオリンの音色が伸びる伸びる。これからますます人気が出てきますよ〜!月一でやっていただいてますのでぜひ聞きにいらして下さいねー。

北九州小倉から今年も来て下さいました!凄腕ギタリスト池田慎司さん。そしていつもお世話になっておりますアルカンヘルの若き伝道師富川勝智さん。お2人はスペイン留学時代に同じアパートに住んでいた仲だそうです。池田さんはCD「ブラジル!」ではブラジル系ミュージシャンから軒並み絶賛されるほどのリズム感とテクニックの持ち主で、最近ではアコーディオンとのデュオでピアソラやシャンソンを収めた「ブエンビアヘ!」もリリースされ、クラシックギタリストでありながらいわゆるクラシックギターのCDは出されていないかなり守備範囲の広い人です。この日のプログラムは池田さんソロはフェリシダージなどのブラジルもの、富川さんソロはエストレリータなどの古典もの、デュオでは武満徹作品やソル作品などを演奏され、とても充実したライブでした。ライブ終了後も多くのお客様が残られ、飲みながら第3ステージ(?)開催。お客様として来て下さっていたボサノバシンガーの山本のりこさんとも意気投合して池田さんとのセッションが始まりまたまた盛り上がりました。これは最強コンビです。満員のお客様で、いやー最初から最後まで充実しすぎの夜でした。ありがとうございました!

この日は田辺君以外は初出演。これは激オススメです!2組ともそして4人それぞれ本当に素晴らしい!オリジナル中心のライブでした。竹内さんは佐野元春さんのコンサートでバックコーラスを務めているそうです。美しい声で声量もバッチリ。田辺君の流れるようなギター伴奏はほんとにすごいと思います。まだ21歳ですからねー。末恐ろしいですよー。竹内さんはピアノも演奏されインストと弾き語りでも息がピッタリ合っていました。松江さんとChickさんは大阪から初出演!お2人ともバリバリの大阪弁で軽妙なトークでお客様を楽しませてくれます。Chickさんも本格的なシンガーで、くるくる変わる顔の表情と身振り手振りを交えて歌います。松江さんのギターはコーラスエフェクトを効かせた厚みのある音色での伴奏です。ギターはそれぞれのオリジナルソロもあり、アンコールでは4人一緒のセッション。ライブ終了後もBGMかける間も無くギター弾きまくりでした。いやーほんとに良かったです。次回楽しみにしています!

クラスタ初出演の3人です。今までにフリーコンサートやショートライブデーに出ていただいてましたが正式なライブは今回が初めてです。皆さんそれぞれに都内のライブハウスで活発なライブ活動をされています。前半はMawariさんのソロギターライブ。50年以上前のビンテージもののマーチンです。Mawariさんはインプロで弾く人という印象がなぜかあったのですが、聞いてみると実はインプロは苦手だそうで、やる曲を決めてしっかり練習にてライブに臨むそうです。完全生音で力強いタッチの美しい音色の、静かなアルペジオから力強いストロークまでを使いこなし変化に富んだケルト風の音楽でした。後半森&奈緒美組は非常にバランスの取れた演奏で、明るい感じのいろんなジャンルの曲の演奏でした。ギターとアコーディオンっていい感じで合いますねー。それぞれのソロ演奏もあり、森さんはビートルズやゴダイゴ、奈緒美さんはシャンソンやポルカなどを演奏してくれました。3人ともきっちりとした演奏で聴いていて気持ち良かったです。もし自分がライブをやるとしたらこういうライブがやりたいと思いました。

打田十紀夫さんが主宰するTABレーベルからCDアルバム「サウスウインド」をリリースされた、大阪で活躍中のギタリスト天満俊秀さんの初の東京ツアーでこの日がその最終日。もちろんクラスタ初出演です。天満さんは大阪の35年の老舗ギターバー「グラナダ」さんでも定期的に出演されています。アイルランドの伝統音楽「ケルト」に徹底的にこだわり、全曲ケルトの奇麗なアルペジオが特徴的なギターインストアレンジの演奏でした。大阪弁トークのさわやか好青年です!第1部は天満さんのソロギターで第2部から打田さんとのデュオ、ソロの構成でした。打田十紀夫さんはクラスタが開店して間もない頃お客様として来ていただいて以来で約5年ぶりの再会です。日本を代表するアコースティックブルースギターの名手で、TABギタースクールでは多くの生徒さんを指導されています。フラメンコギタリストの沖仁さんもお弟子さんだったそうです。打田さんと言えばプロレス。ジャイアント馬場さんの物真似解説などで大爆笑させてくれました。リズミカルなギター演奏は絶品です。演奏もトークも大充実のライブでした。ライブ後は飲み会となりなぜか通風の話題で盛り上がりました。東京ツアーの会場にクラスタを選んでいただいたことに感謝するとともに、ぜひまた近いうちにお目にかかりたいと思います!

久々の倉田さんです!8ヶ月ぶり、今年初のライブです。倉田さんの本業は編曲家で、レッスンのお仕事もされていて、そちらの方がかなり忙しくなってきたと言うことでしばらくライブ活動はお休みされていたのですが、ついに復活いたしました!この日に合わせてクラスタのピアノは前日に調律を済ませたばかりで楽器もベストの状態です。倉田さんはこの4月にご結婚されたばかりの新婚ほやほやです。奥様はクラスタのクリスマスイブライブで知り合った桐本貴子さんで、ナナマリさんのライブにご夫婦でゲスト演奏して下さっています。倉田さん久々のライブは、ポピュラー・クラシック・オリジナルと幅広いプログラムでした。さすがプロのアレンジャーだけあって、素晴らしい編曲でしかも演奏も丁寧かつ力強く実に聴かせるものです。今回は久々の復活ライブと言うこともあってかファンの皆さんが大勢集まって下さいました。次回10月13日(土)に決定です。しかし日中激高温のためビル自体が熱を帯びてしまい冷房最強にしてもなかなか冷えなくて申し訳ありません。しばらくはうちわをテーブルの上に出しておきますのでどうぞお使い下さい。いやー夏ですね〜。

21歳若手スーパーギタリストのたなべかっぱさんと、世界ツアーでも大人気を博しているアコギ界のジミヘンことAKIさんのソロギター・ジョイントライブです。たなべ君は年末からニューヨークに長期滞在予定で、細かい三つ編みの変な(?)髪型に変身。「アメリカで襲われないように浮浪者風にしてみました」とのことですが、頭洗えなくてかゆいそうです。レパートリーも着実に増えてきています。この歳にして荒っぽさが全く感じられないほぼノーミスの完成された演奏力を持っています。AKIさんは実に3年半ぶりのクラスタ登場!一見こわもてですがものすごく礼儀正しい人で、初めて会った人は誰もがそのギャップにびっくり。「和」の音楽をモチーフにした曲が多く、指にはフィンガーピックを装着しネックを反らして常に揺れる音色が特徴です。AKIさんのギターインストは本当に誰にも似ていない、彼独特の世界があります。久々のAKIワールドに聞き入ってしまいました。ライブ後はお客様の飛び入りコーナーがあり、石川県から来た石川さんと、たなべ君のお弟子さんの高野君の演奏がありました。高野君のお父さんの歳聞いたら「41歳です」だってドッカーン!!

いやー毎日暑い日が続きます。この日のライブはいつもお世話になっている若手実力派クラシックギタリスト、柳真一郎さんと野島史行さんです。それぞれのソロとデュオで、バッハ、バリオス、ソル、デラマーサ、ファリャ、アルベニスなどの古典から、ビートルズやベンチャーズまで緩急のあるプログラムでした。このお2人は本当に一音一音きっちりしっかりと弾かれる人で、私にとって理想的なスタイルのクラシックギタリストです。毎日地味な基礎練習をやってないとこうは弾けないです。このお2人のライブを見るといつも基礎練習の大切さを思い知らされて、自分もやらなきゃと思うのですが全然やれてません。そして私はどんどん下手になっていくのですヒー。いいクラシックギターの生演奏を聴いた後は自分ももう一度クラシックをちゃんとやりたくなります。このお2人のライブにはそう思わせるものがあります。

日本を代表するボサノバシンガー、山本のりこさんです。この日はPAの調整もドンピシャで決まったのか、また一段と気持ちのいい音でした。のりこさんのライブはいつも幸せの空気に包まれます。ボサノバのスタンダードとポルトガル語のオリジナルのボサノバの演奏ですが、両者の違いなど全く感じさせないくらい演奏の完成度が高いです。まさに正統派です。またクラスタ・ショートライブデーにも出られている、いてこさん、桐本さん、高見さんら優秀なお弟子さんも多く輩出されています。アンコールでは私の大好きなサザンオールスターズの「栞のテーマ」を歌ってくれました。ありがとうございます。そしてまだ7月なんですが、毎年恒例のクリスマスイブ幸せライブを今年もやってくださることに決まりました。ワーイ!

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