ライブ写真館 2006年1月 より多くの環境でご覧いただけるようにテキストを画像代替表示するようにしてみました。

小樽在住の日本を代表するラグタイムギタリスト浜田隆史さんと、熊本の癒し系ギタリスト一卓嗣(はじめ・たかし)さんの対バンライブです。浜田さんは、日本でこれほどパワフルに演奏するギタリストはおそらくいないんじゃないかというほどの徹底したパワー奏法でガシガシ弾く人です。あの弾き方でよく爪が持つなあと感心してしまいます。この日はなんと浜田さんが東京でサラリーマンをしていた時の上司の人が来て下さって11年ぶりの対面!懐かし談義に花が咲きました。前回のライブでパンダの覆面を忘れた覆面シンガー君ですが今回忘れ物を取りに来ると思ったら、なんと覆面シンガー2号が登場しました。ニュー覆面アメリカン仮面です。そのために残念ながら今回も覆面シンガー君の正体が判明するどころか、謎が一層深まってしまいましたウーム。対する一さんは浜田さんとは全く対称的に、徹底して静かなアルペジオ系の癒し系ギターでした。ライブでは心を開放するために裸足になるそうです。間もなく熊本のご実家に戻るということですが、仕事が見つからなかったらまた東京に戻ってこられるとのことです。期待していいのか悪いのかどちらでしょう?浜田さんは、4月に28年ぶりに来日するステファングロスマン氏のライブへのゲスト出演も決定しています。日米ラグタイムギターの巨匠夢の競演です!

イケメンはイケメンを呼ぶのか!?若手実力派ギタリストとして都内各地で活躍中の楠君がさらに若手の遠藤君を呼んでのジョイントコンサートです。20歳だそうです。ヒー若い。最近は若い子が来るとついついお父さんの歳を聞いてしまうのですがまだセーフでしたワーイ(何がだ?)。遠藤君は現役大学生でギター部の元部長ということで、この日のお客様は大学生のお友達がたくさん来てくださいました。楠君の追っかけのお姉さまの皆さん、この次は来て下さいねー。楠君は場数を踏んでいるだけあって毎回上手くなってます。遠藤君はライブ経験が少ないといいながらも落ち着いた丁寧な演奏でした。私もクラシックをちゃんと練習しなければと思いつつもどんどんレパートリーが減っていく今日この頃。若い人たちを見習わなければと思った次第です。

超絶なタフさで昨年はなんと250本ものライブをされたという恐るべきハーフセンチュリー堀尾和孝さん。こんなにライブをやっているのに、ライブ終了後は誰よりも多く飲む!飲んで弾く「酔弦」教祖だけのことはあります。それでお昼は音楽学校の先生業もされているというのですから驚きです。しかも毎回毎回新しい曲が登場します。演奏活動、創作活動、教授活動、どれをとっても堀尾さんほどのペースでこなしている音楽家は日本に存在しないんじゃないかというほど超過密スケジュール。この若さは一体どこから・・・!?しかもレパートリーには誰でも知ってるロックの曲が多く、おそらく全世界に通用するギタリストであることは間違いありません。華子さんとのチームワークもばっちり。今回も美少女アイドル美香ちゃんがゲストでオジサン大喜び!ますます広がる堀尾エンターテイメント。日本全国あなたの街に来たら絶対見に行ってくださいね!

日本一カワイイジャズボーカリスト(大野さん、これからこのキャッチコピーで行きますよー)大野めぐみさんと、クラスタ初出演ピアノの藤澤さんとベースの伊藤さんトリオです。まずは藤澤さんと伊藤さんのデュオによるインストでスタート。実はジャズには疎い私ですが、聴いていて気持ちいいかどうかには知識は関係ありません。知識がないのでこれは誰々風みたいな例えは出来ませんが、はっきり言って気持ちいいです。伊藤さんの弦ををバシバシたたく奏法にはびっくり。むちゃくちゃキレが良くて、この味はエレキベースでは出せないって言う感じ。渋さよりも明るさが前面に出たビートノリノリのインストデュオです。そして歌姫大野めぐみさんの歌はやはり上手い!彼女のような美貌と実力を兼ね備えた人こそ売れるべきなのです。大野さんのライブにはいつも録音係と撮影係のお客様がいらしてくれます。そのうちライブCD&写真集が出るかもしれません!?

毎月恒例となってきました、JUN&真莉ライブ。今回も全力投球ライブで盛り上がりましたー!加々美さんの衣装はクラスタ専用のプレスリー風衣装。真莉さんは冬でも肩出しのセクシー衣装です。新しい髪形カワイイです。前半は珍しくボサノバスタンダードも含む静か系の曲が多かったのですが、後半はバリバリサンバで手拍子炸裂。フォークソング、おなじみ鉄腕アトム、加山雄三なども飛び出しなんでもアリアリ状態。お2人でのスキャット合戦も聞きごたえがありました。真莉さんは歌の上手さはもちろん、一体何百曲歌詞を覚えているの?と思うくらい次から次へと新しい曲を歌ってくれます。まさに人間歌詞カード。加々美さんも突然言われた曲でもなんでもすぐ伴奏できちゃいます。さすがプロは違う。この日は加々美さんの地元金沢(ブラジル人かと思ったら実は日本人)から行きつけのお寿司屋さんも見に来て下さり、おいしそうな話題も満載。加々美さんが小食に思えたというカトリーナ事件って一体・・・。

真面目で謙虚でサービス精神旺盛な人柄で着実に固定ファンを増やしている超絶ギタリスト関口祐二さん。昨年はほぼ毎月一回ペースでお世話になりました。今年もよろしくお願いします。この日は悪天候にもかかわらず多くのファンの皆様がお越し下さりました。実はこの日はクラスタジャズ部長オリオン星人さんが超高級フラメンコギターを持って来て関口さんに弾いてもらう予定だったのですが、土砂降りの大雨でそれがダメになり久々のモーリス関口スペシャル(コンテスト優勝賞品としてもらった本来鉄弦のギターにナイロン弦を張ったもの)での登場でしたが、どうも具合がよくないということで途中から何とクラスタの置きギターに持ち替えての演奏となりました。それ安物ですよヒー。しかし関口さんが弾くと違う!圧倒的驚異的テクニックでそんなことは関係なくなります。アンコールでは「日本一カワイイ」ボーカリスト大野めぐみさんが歌ってくれました。上手すぎる〜。お2人とも宮之上貴昭さんのお弟子さんなのです。一流プロ同士はぶっつけ本番でも完璧にできちゃうのがすごいところです。

13日の金曜日ライブは超満員で楽しいライブで大盛り上がりとなりました!過去にクラスタ・フリーコンサートやショートライブデーで見事な腕を披露して下さったウォルフィー佐野さん、クラスタライブ初出演です。共演者としてご紹介いただいたのはバークリー卒業のスーパーギタリスト山口孝弘さん。お2人でのライブは今回が初めてということでしたが、ウォルフィーさんがよく言われている「ジャズは会話だ」との言葉通りピタリと息の合った聴いていて気持ちの良い演奏でした。ウォルフィーさんは「職人が場合に応じて道具を使い分けるのと同じように、演奏家もその曲に合った楽器を使い分けるべき」というかなり崇高で常人には無理難題な持論を現実のものにしているものすごい人で、外出時には常に登山用の120リットルの超巨大リュックサックの中にギターをはじめ、サックス、フルート、クラリネット、パンデイロ、その他数百種類(一部誇張あり)の楽器を入れて持ち歩いているのです。ピアノも弾くんです。この世に弾けない楽器は存在しないんじゃないでしょうか。しかもそのどれもがその道の専門家のような凄腕で弾きこなします。さらに歌えば平井堅。彼のライブを見た人は二重三重の驚きを隠し切れないでしょう。次回のライブ2/17(金)にもぜひお越しください!

お父さんのお仕事の関係で、イスラエルで生まれ世界中を周り現在アメリカでクラシックギターを学んでいる山口亮志さん、クラスタ初出演です。アサド兄弟のマスタークラスも受講し、2004年第一回マイアミ国際ギターコンクール準優勝の実力派です。またアメリカでは多国籍メンバーによるロックバンド「カーニャ」でも活躍し、コンクールでマイアミ代表となりました。現在ご実家は小金井市で冬休み帰国中とのことで、大勢のお友達が見に来てくださいました。トークは少なめで、1曲弾き終わるとすぐ次の曲に入り拍手をする間もありません。丁寧な演奏をされる人で、前半は明らかに音量不足でしたが後半に入ってから調子が出てきたようです。古典から現代曲まで幅広い曲目でした。ロックバンドも現役で続けられているのですから懐が広いですね。

サラリーマンをやりながら年間100本のライブをされているモリダイラフィンガーピッキングコンテスト準優勝者オカヤンさん。そんなオカヤンさんにとって2006年初っ端のライブはクラスタでスタートです。今年は優勝を目指して気合入ってます。さまざまな曲想のオリジナル作品、意表をついたアレンジ物などバラエティに富んでます。そして今回は新春特別企画として、男性ボーカル禁止のクラスタでなんと男性3人コーラスのビートルズコピーバンド「わたらせびーとるず」さんがビートルズ大好きな私からのリクエストで初登場!いいのか!?いいんです。私がいいと言えばなんでも。オカヤンさんがジョージ役を務めるこのバンドは、さいたま市にあるジョンレノンミュージアムでのコンテストで優勝した超実力ユニットです。いやーよくあるロックバンドと違ってビートルズはコーラスグループだなあって再認識させられました。演奏も最高でした。もしもエレキギターより先にエレアコが発明されていたら、アコギのロックバンドももっと多くなっていたのかな。

2006年新春初ライブは、超かわいいパトリシア津田さんによるジャズピアノライブです!今日のライブは新春初夢にちなんで「夢」にまつわる曲の特集でした。ジャズ、ボサノバ、映画音楽、そして詩人金子みすゞさんの詩を元に作ったオリジナルなど、パトリシアさんのピアノは本当に優しくていやされちゃいます。彼女はライブ毎にすごく凝ったプログラムのパンフレットを作って来られることでも有名ですが、今回はなんと表紙付きでレストランのメニューみたいなまたまたものすごく素敵なものを準備してきてくれました。プログラム構成もしっかりしていて、十分な練習をしてライブに臨んでいるということでもあります。いやあクラスタのメニュー表も作ってもらいたい・・・

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